住宅ローンの利用にあたっては、金融機関から住宅ローン利用者に対して、商品や契約の内容についての説明が行われます。
住宅ローンの返済は長期にわたりますので、金利水準だけではなく、金利タイプ、融資金額、返済期間、リスク、借入条件、利息、返済条件、手数料等を十分に理解したうえで、申込みや契約の手続を進めることが大切です。
全国銀行公正取引協議会の会員銀行では、住宅ローンの貸出金利を表示する場合には、金利タイプ、融資金額、返済期間、リスク、借入条件、利息、返済条件、手数料等を併せて表示していますので、住宅ローンの商品内容やその条件を確認することができます。
【参考】銀行における表示に関する公正競争規約(抜粋)
第4条 銀行は、金融商品及びサービス等の表示を行うに当たっては、可能な限り平易な言葉で分かりやすく、かつ正確な情報を媒体の種類やスペース等に応じた適切な方法により明瞭に表示することに努めなければならない。
第6条 銀行は、住宅ローン、カードローン等の貸出について金利を表示する場合には、併せて、次の事項を見やすい大きさで明瞭に表示しなければならない。
なお、同一の商品で異なる金利を適用することがある場合は、次の事項のほか最も高い金利若しくは金利の範囲を表示しなければならない。
1.期間に関する事項
2.金額に関する事項
3.リスクに関する事項
4.借入条件に関する事項
5.利息に関する事項
6.返済条件に関する事項
7.手数料に関する事項
8.その他施行規則に定める事項
※全国銀行公正取引協議会ホームページより
「消費者契約法」では、「事業者は、消費者の理解を深めるために、契約の内容について、必要な情報を提供するよう努めなければならいない。」旨が規定されています。
契約内容で不明なことは、事前に金融機関に確認しましょう。
【参考】消費者契約法(平成12年法律第61号)(抜粋)
第三条
1.事業者は、消費者契約の条項を定めるに当たっては、消費者の権利義務その他の消費者契約の内容が消費者にとって明確かつ平易なものになるよう配慮するとともに、消費者契約の締結について勧誘をするに際しては、消費者の理解を深めるために、消費者の権利義務その他の消費者契約の内容についての必要な情報を提供するよう努めなければならない。
2.消費者は、消費者契約を締結するに際しては、事業者から提供された情報を活用し、消費者の権利義務その他の消費者契約の内容について理解するよう努めるものとする。
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